去勢手術 入力作業

 モトツボマチコとシズルは、新しい部屋でもしっかり食べているようだ。金安平の娘なので、ガッチリ大きく育たないと駄目なのだ。しかし、9ヶ月の福五郎と、5ヶ月の娘達を一緒にするのはちょっと無理があるが、入れる場所がないので仕方ない。 
 妊娠鑑定が取れたモトツボとカズエは、妊娠牛の放牧地に引っ越ししてもらった。こちらは、餌の質が悪いのだ。太りやすいモトツボは、餌が悪いとすぐにスリムになる。でも、こんな場所でも太る牛もいる。たとえばサトコなどは、どんな餌でも太れる。お産が近いフクを連れ帰る。
 急激に餌が変わってビックリしないよう、嗜好性の良い2番草を持って行く。

 糞出しの後、百四郎と光次郎の去勢手術をした。とても人懐っこい2頭で、なぜ縛られるのか判っていなかった。人間の勝手な感傷だが、とても心が痛んだ。せめて、痛みを少なくしようと、新品のカッターの刃を使う。
 陰嚢をつかんで、一気に・・・といくのだが、ここで蹴りが入った。ふつうは蹴った子牛の足が切れるのだが、俺は自分の手で足をかばってしまった。だって商売ものなんだもん!怪我をする場所って、いつも似たような場所だ。傷の上に傷が重なっていく。
 去勢をすることで、雄の肉質が柔らかくて美味しくなるのだ。タマを残すと肉質が堅くなり、二束三文にしかならない。肉牛は、美味しくなって初めて喜ばれるのだ。

 入力作業をした。俺にしては、結構進んだと思うのだが・・・。
 昨日種付けしたミツヒラシゲだが、今日の夕方まで兆候がかすかに残っていた。多分留まっていないな(T_T)/~~~
 大晦日出産予定だったナミコ(平茂勝産子)は、まだ産まれそうにない。でっかい浪四郎(福栄)かな〜?