友人の死 気づかれてしまった

 最近、ポパイに触れていない。柵のゲートは開けてあるのに、放牧地から出てこないのだ。彼は、仲間がいつかきっと帰ってくると、信じて待っていた。
 友人が亡くなった。検査入院したら、全身にガンが転移しており、あっという間の出来事だったそうだ。馬のことでは、いつもお世話になっていた。今回も、俺馬をもらってくれる人を、探してもらっていたところだった。
 突然の死に驚かされると共に、ご遺族の方は馬のことを知らされていないようなので、一度出向いていって馬達がどうなったか確認しなければならないと思っている。

 雪四郎を離乳したので、セリナと2頭で配合飼料を3kg以上食べるようになった。他の子牛たちも、順調にエサの量が増えている。
 アメリカの穀物メジャー世界戦略に、巧く乗せられているような気もするが、子牛の胃袋を立派にするには、どうしても穀物を与える必要があるのだ。子牛の分だけでも、自給できないかな?
 親牛達には、スタンチョンに繋ぐときに必要な、一握りだけの配合飼料を与えている。基本的には牧草だけで飼育している。それでも太る。
 牛舎でダイエットしていた5頭のうち、ナカボクは気がついてしまった。夜一握りのエサをもらうためにスタンチョンに行くと、朝まで牧草を食べられなくなることを・・・。
 たまに、こういう頭の良い牛がいるのだ。