絶狂筋トレマシン・フォード7600 2番牧草収穫終了 渇水

 朝牛舎後、パワステオイルを3リットル持って、山に登る。漏れているパイプに、シールテープを巻いてみた。はじめは、効果があった。はじめだけ・・・。
 こんな作業を、ダラダラやっているのは嫌いである。オイルを入れても、すぐに漏れてしまうので、焼き付きを起こさない程度に時々補給しながら、パワーのいるステアリング(パワーステアリング?)を、絶叫しながら回す。絶狂とも言う。正気ではやっていられないのだ。
 グローブをしてくるべきだった。ハンドルを握る手が痛い。俺は、一体何のためにこんな筋トレをしているのだろう?
 激しい疲労を伴いながらも、3日間かけて15町歩のロールが終わった。ロールし終えた瞬間、歓喜の叫び声を上げてしまった!とりあえず、乾草庫に入りきれないだけの牧草を収穫できた。

最後のロールを排出しようとして、ベーラーのゲートを油圧で開けたら、
「ブッシュ〜〜〜!」
何事かと思ったら、油圧ホースに穴が開いて、オイルがものすごい勢いで噴き出していた。最後までよく保ってくれたと、誉めてやるべきだろう。
 後で、雑品の中から、合いそうなホースを探してみるか!
 早刈りしたところでは、3番草も収穫できるほど伸びてきている。頭数が増え、敷きわら交換もマメにし始めたので、機械が直り次第、収穫することになると思う。でも、とりあえず一段落した。
 冬支度など、これからいろいろ忙しくなる。堆肥やスラリー(尿)も散布しなければならない。でも今は、ちょっと休憩。

 人間って勝手なものである。乾草を収穫するときは、晴天が続くことを望むが、終わってしまえば、雨を欲しがる。快晴続きで、溜め池の水が少なくなってきた。ホースを引っ張れない妊娠牛の放牧地は、大きな溜め池を3つ掘ってあるのだが、かなり水が少なくなってきた。
 そして、今日牛舎周辺放牧地の沢が涸れた。入植以来、初めてのことである。のどが渇いた牛達のために、風呂桶に水を溜める。溜まる先から、牛が水を飲むので、かなりの時間を費やした。牛舎周辺放牧地の溜め池も、大きな物を掘らなければならない。