八雲に

 馬達が帰ってきた夢を見た。ビクターは、相変わらず脱柵していた。牧草計画が狂うと思いながら、嬉しかった。でも夢だった。
 今日は、朝牛舎をボブとサマンサに任せて、俺は八雲病院に行った。ゴロウとカイトは、お供である。雨の中、俺の診察が終わるまで、荷台で大人しく待っていた。診察が終わって、俺が建物から出てきたときの嬉しそうな顔が良い!
 雨で臭うので、いつもの川で泳いでもらった。雨でちょっと増水していたが、珍しくカイトも飛び込んで泳いでいた。

 牛舎をチェック。牧草の少ないところに足して、家に帰る。
 二人とも、とても礼儀正しく、細やかな神経を持っており、教育水準の高さを感じさせられる。俺の子どもの頃は、アメリカの教育は崩壊し、日本の比ではではなかった。ところが、アメリカ政府はそのことに危機感を感じ、教育改革をした。現在のアメリカの繁栄や彼らの教育水準は、その成果だ。俺は、日本の将来に危機感を持った(大げさ)。