お客様は神様です！

　今日は、朝が辛かった。よく考えたら、昨夜の足の震えは、たぶん子牛を抱えて急斜面を歩いた筋肉痛。それと、急斜面での機械作業による疲労が重なって、久しぶりに起きるのが辛かった。
　でも、世の中そう悪くはないのだ。遠方から、家族連れの農場体験者が、俺の大好物スイカと共に、来てくださった。『立っている者は親でも使え』という師匠の厳しい教えに従い、子牛の水運びや、ミルクやり、エサ運びなどをしてもらった。すごくありがたかった。
　ローズにまたがって乗豚を楽しんでもらった。子供たちには、これが一番楽しかったようだ。
　ポパイも久しぶりに放牧地から出てきたので、エサをやってもらった。子供たちは、大きな馬にえさをやるのが楽しそうだった。絶対に噛まないように躾けて良かった。ブラッシングして、裸馬で乗ってもらった。ポパイは、ホルターも着けずに、俺の後をついて歩いた。はじめは怖がっていた子供たちも、二人同時にまたがって、嬉しそうだった。
　ゴロウとカイトは、みんなを池に案内し、棒を投げてもらって飛び込んで見せた。
　動物たちは、みんな自分の役割をよく判っている。自分の動物を誉められるのは、嬉しい。みんな自慢の子供たちだ。それぞれに、精一杯の愛情を注いで育てた。それぞれが、それぞれのやり方で、俺に愛情を返してくれる。
　わざわざ農場体験に来てくださるだけに、それぞれの動物の良さを、しっかり評価してくださった。

　しばらく昼寝するつもりが、しっかり寝てしまった。電話があり、別なお客様がお土産を届けに来てくれた。美味しそうな高級ハンバーグ！！！

　犬達を、久しぶりにシャンプーした。