恵みの雨

 晴天続きで乾ききっていた我が農地に、恵みの雨が降っていた。先日散布した肥料が地面に染みこむような、しっとりとした嬉しい雨だ。これで、気温が上がると、牧草はよく伸びるだろう。
 牛舎に行ってみると、普段使っていない開放牛舎に、親牛達が集まっていた。『春雨じゃ!濡れるのは嫌じゃ!』と言っていた。結構軟弱なヤツラだ。
 風向きもよく、作りかけのフリーストールのところからも、雨が降り込まなくてよかった。早いところ、壁を作らなければならない。かなりでかい壁になるので、柱もしっかり立てなければならない。構想も材料も決まっているのだが、着工するパワーを充填中なのだ!

 以前は、ただ漠然と夢のようにしか思えなかったことが、ユックリだが確実に形になりつつある。我が牧場も、少しずつ良くなってきているのだ。