そっちの草がたべたいよ〜! 秋四郎誕生!


 妊娠牛達が集まっていた。2日前にあげた2番草ロール2個だが、まだ残っていた。雨が降って、飲み水も十分だ。牛舎側放牧地の良質牧草を恋しがって、集まっていたのだ。暴動が起きたら危ないので、2番草ロールを1個追加しておいたが、とても不満そうだった。(写真左)

 糞出しを頑張った。どうしても、滞り気味になる。

引き上げて、遅い昼飯を食べながら、監視カメラを見たら、アキコの足下に子牛がいた。昼飯を放り出して、牛舎に向かう。
 カメラでも判るほど、大きな雄だった。『秋四郎』だ。真由次郎と同じ、賢深→福栄→安茂勝という血統だが、大きさが全然違う。俺の偏見だが、大きな子牛は鈍くさいのが多く、ミルクの自発吸引に時間がかかるような気がする。小さな真由次郎は、すぐに哺乳瓶で人工初乳を飲んだが、秋四郎はストマックチューブを使った。
 暖かいので、牛衣を着せ、毛布を掛けて、昼飯のつづきを食べに帰る。食べ終わってしばらくしたら、母牛の回りを走り回っていた。乳首には吸い付いていないようで、夜牛舎に行ったとき、手取口取り吸い付かせてやった。