ミツヒラシゲ種付け 

 朝から、悲しいことがあった。
 気を取り直し、牛舎に行く。いつもよりちょっと片付いているが、発酵床の枠が、また浮いてきた。枠下部の構造をちょっと改造する必要がありそうだ。
 予定ではモモカも発情する日で、牛舎入り口から中を覗いていた。ミツヒラシゲと2頭で乗り合うか調べようなんて、出来心を起こしたのが間違いだった。発情中のミツは、スタンチョンから放すと、牛舎の出入り口を壊して外に飛び出し、捕まえるのに苦労した。

 獣医さんによると、ミツの卵胞が固いので、『糸福』は勿体ないとのことだった。『北平安』があると良かったのだがボンベに入っておらず、『茂勝栄』は平茂勝産子のミツには付けたくない。協議の結果、ちょっとだけ安い『金安平』を付けた。
 排卵促進剤も打ってもらったせいか?ミツヒラシゲは、放した途端にモモカに乗られて、スタンディングしていた。きっと留まるだろう!