投げキッス 黴びエサ バイオベッド

 娘は、保育所にお友達がいる。妻から聞いた話だが、保育所に向かえに行った時、友だちと互いに別れを惜しむらしい。そして、それを上手く言葉に出来ないでいるそうだ。そんな時、娘は投げキッスをして、別れの挨拶にしたらしい。なんともステキな話である。
 先生と別れる時は、バイバイと手を振るのだが、友だちとは分けて考えているらしい。
 
 人工哺乳で育てた子牛たちは、徐々に減乳して人工乳という配合飼料に切り替えていく。食べ始めると、どんどん食べるようになって、わりとスムーズに移行できるのだが、最近調子がおかしかった。1日2kg以上食べてくれない。
 明るくなった牛舎のおかげで、その原因が解った。エサが黴びていたのだ。
「こったら不味いモン、食えるか!」
とでも思っていたのだろう。タンクに残っていた100kgほどのエサを出して、新しいエサに切り替えた。すると、子牛たちは喜んで食べるではないか\(^O^)/。
 しかし、青カビとはいえ、よく下痢をしなかったものだ。これも、カスピ海ヨーグルトの効能だろうか?
「それより、エサが黴びているのを、早く気づけよな〜ッ!」
と子牛達が申しておりました。
 
 バルク室前のチビ子牛部屋に、小上がり式発酵床を作った。高さ30cmのベッドを発酵させて熱を持たせることで、子牛に快適な睡眠を提供しようというものだ。ベッドは時々撹拌し、普通の床は普通に糞出しをする。
 切り草と米ぬか、EMボカシ、木炭粉などを混ぜて、お湯をかけ発酵を促す。とても合理的な考えだと思うが、監視カメラで見る限り、2頭のうち1頭は冷たい床で寝ている。ちょっと狭かったかな?
(写真は、翌朝のもの)