娘発熱 俺頭痛・吐気

 娘の凄い食欲のおかげて、俺らの食う食事が足りなくなった。娘はサンマがおかずに出ると、半狂乱になって肝や腹皮の小骨のところまで食べる。
 小骨は丁寧に取り、俺の口に入れてくれる。

 保育所に送りがてら、パンを買って帰るが、何故か食べずに仕事に急ぐ。この時から、何かおかしかったのだろう。
 体がだるく仕事のペースが上がらない。気がつくと激しい頭痛に見舞われる。
 やっとの思いで朝牛舎を終え、薬を飲んで寝ようとしたら、保育所から電話があった。娘の熱が38度以上あるので、迎えに来て欲しいということだった。向かえに行ったら、娘は嬉しそうだったが、抱き上げるとかなり熱かった。
 2時まで休憩して、診療所に行った。俺も診てもらうように言われたのだが、熱は無いし、頭痛薬を飲んでいたので娘だけ診てもらう。久しぶりに行った診療所は、かなり空いていた。
 
 帰宅後、娘に水分を取らせて、おやつをあげた。小粒のミカンが在ったので食べさせようとしたが、袋が気になって食べられなかった。袋を向いてやったら喜んで食べ始め、袋を向かなくても食べられるようになり止まらなくなってしまった。
 一緒に昼寝したら、やはり体がだるいようで、俺にくっついて静かにしていた。そこへ、たまたま外出中だった妻が帰宅し、娘は大はしゃぎになってしまったが・・・。
 
 妻の強力な協力で、夜牛舎も無事終えることが出来、食事も美味しく食べられたのだが、頭の芯が痛いのは治らない。早寝しようと横になるが、いつもの睡眠導入薬が効かない。そのうち気持ち悪くなり、夜中に晩飯を全部出してしまった。