獣医様の気? アヤ発情確認 

 ジュンコがミルクをあまり飲めなくなったので、獣医さんに電話した。受精卵採卵予定のアヤの発情確認も一緒に依頼する。
 獣医さんが来るまで、1リットルしか飲めなかったジュンコだが、獣医さんが注射をした瞬間に哺乳瓶に吸い付きはじめた!
俺   「スゴイ効き目の注射ですね!」(冗談)
獣医さん「そんなに効き目のある注射があるなら、私が教えて欲しいです!私は、冗談はこきますが、嘘はこきません。」
 獣医さんの気が、元気を出させているのだろうか?
 
 アヤは、とても良い発情をしていた。次の発情が良い状態で来たら、採卵日を決定することになる。
 生着けしてくださる酪農家さんを捜さなければならないが、生着けは手間がかかるのでその分何かお礼を考えなければならない!受胎が確認できたら、お米や野菜をお礼にしている人もいるが、俺にできるのは『黒毛和牛肉』くらいだろうか?あまり沢山は買えないが・・・。
 
 夜牛舎でジュンコは、小部屋から脱走して牛舎内を走り回っていた。柵に戻して体をマッサージしながら飲ませたら、2リットル飲み干すことができた。動物へのスキンシップって、とても大切なのだ!
 
 牛舎に押し込み牛が繋いであり、とても邪魔なので妊娠牛の放牧地に連れて行ってみた。ところが、数分後には脱柵し、乾草庫を荒らしていた。根本的に何か手を打たないと、体と心が持たない!