また出産! 新怪獣 トレーラー修理 ロール運び

 朝方5時頃電話が鳴り、受精卵移植を依頼してあった農家から『生まれた』という連絡だった。大急ぎで子牛運搬袋を持って急行!普通雄が生まれると嬉しいものだが、今回は、残念ながら雄だった。今年に入って、生まれた子牛は全部雄だ。この牛以外は、雄が生まれたことで、来年の経営が明るくなることを期待させる\(^O^)/。
 この牛の父親は『安福165の9』という超名血で、精液が1本30万円とか60万円とするという希少価値があるものだ(普通の種は3000円〜12000円)。この牛の価値が判らない○×▼の手で屠畜に回されてしまった悲劇の名牛なのだ。牝が生まれれば、ものすごく高値で取引されるのだ。
 我が家では、生まれた雄子牛には母牛の名前の一部をとって、太郎・次郎・三郎とつけているが、今回は『165の9太郎』で申請してみるつもりだ。認められるかどうかは判らない。
 
 娘は、今朝から新しい怪獣になったようだ。不思議な叫び声を上げながら、木馬を揺さぶっている。木馬をとても気に入ったようで、最近はオマルにはまたがらなくなった。
 
 娘を保育所に送った後、機械屋さんにトレーラーの部品がそろったので取りに行く。一時は修理不能と言われたトレーラーだが、特殊なボルトのメーカーをつきとめることが出来、全部そろったのだ。
 すぐに持ち帰り、へっぽこな工具で、ハブやらホイルやらを何とか取り付ける。締め付けトルクが足りない!ホイルを留めるテーパーナットは26mmか27mmだ。仕方なく、モンキーレンチで締めるが・・・。走行中に緩んでしまった。
 それでも、数え間違いで1個だけ積み残しを除いて、全部収容することが出来た。
 
 保育所から帰宅した娘を背負って、俺は糞出しを頑張った。娘は相変わらず俺の背中で遊んでおり、時々頭を横に張り出しすぎて、柱にぶつけて抗議の声をあげていた。体重約200kgの蜜四郎が、好奇心いっぱいでやって来て、娘の足をベロベロなめ始めた。子牛の舌はザラザラで、力一杯舐められると痛いものだ。オマケに靴下がヨダレでグチャグチャになり脱げそうだ。
 そんな時、娘は『てい!』と気合い一発、蜜四郎の頭を殴って退けることが出来るのだ。動物に嫌なことをされた場合、された瞬間に怒るというのは、調教の基本である。
 先日は、子牛の頭を押しのけて、エサを奪っていたし・・・。かなりのいじめっ子になる素質があるかも知れない。