大馬鹿者の俺 頭を使う去勢 休耕田の会議??? 

 今日は、朝一番に種付けと、妊娠鑑定をお願いしていた。発情回復が遅れている牛も繋いであったので、8頭もいた。サチコは卵胞が小さく、今回は種付けしなかった。サトコは3回目の種付けなので『藤平茂』に格下げ。モモコは妊娠確認が取れたが、スズコはわからないそうだ。そもそも種付けした日を間違えて教えていたので、わかりにくかったはずだ。もう一頭、ミノリを妊娠鑑定してもらうはずが、間違えて繁殖障害のマユコを触ってもらった。
「???ガスが溜まっていてよくわかりませんね〜。」
申し訳ございません。今日は土曜日なので、繁殖障害は診ない日なのだ。月曜日にもう一度来てもらうことになった。
 妊娠していることが確認された育成牛も、成長させるために牛舎に帰ってこられるようになっており、最近ごっちゃになってしまっているのだ。対策として、モクシの後頭部に白いリボンを結ぶことにした。ラップフィルムの白いヤツだ。これで、注意して観察する牛(育成牛の角は、角切り同志会の人に綺麗に切ってもらったので、遠目には個体識別できない)が減って良かった。
 
 蕾太郎と和三郎の去勢手術をした。せっかく新しい刃がついたカッターがあったのに、持って行くのを忘れており、面倒なので古い刃の先端のさびた部分を折り、消毒して使う。
 まずは体を綺麗にブラッシングして、ストレスに強くなると言う糖蜜希釈液を飲ませた。落ち着いたところで陰嚢の先端を一気に切断!と思ったが、刃が良く切れなくて蕾太郎は3回も切り直した。
 あとは、睾丸を抜き取るのだが、牛体を肩で壁に押しつけ、頭でオケツを押さえて、手探りで陰嚢を抜き取る。去勢にも頭を使うのだ!(写真は蜜三郎の時のもの。この時はあごで押さえていた)
 カイトと違い、全く悲鳴を上げることなく数分で2頭とも終了。
  
 午後から休耕田の会議?があるので集まるようにと、昨夜のうちに電話をもらっていたのだ。家に休耕田なんて無いのに何でだろうと聞き返すと、機械利用組合が・・・?よくわからないが、とりあえず会場に行ってみた。???誰もいない???
 いったい何だったのだろう?
 
 カイトが、放浪しなくなった。常に声をかけ、側にいたら誉めて撫でまくっている調教が上手く言ったようだ。放浪しているのを捕まえて怒るより、おれの側にいることが嬉しいと思えた方が効果があるようだ。
 
 今日はエライので、明るいうちに夜牛舎を始め、8時半頃には家に帰ってきた。