ロール集め 激しい頭痛! ローズ脱走計画2
綾三郎は、マッサージをしてやると、黄色い粘っこい便を出して元気なのだが、哺乳瓶を受け付けないので、1食抜くことにする。
ミニクボタ(M7950DX)に、トレーラーを着けて、借用草地にロールを取りに行く。一度に無理すれば13個運べるのだが、数を数えられず、算数の苦手な俺は、12個ずつ運んだ。遠いので、足の遅いトラクターでは時間がかかるのだが、俺は頭痛がして頭痛薬を2人前飲んで頑張る。乾草庫脇に置いてあったロールも積み上げ、牛舎脇の乾草庫が、ほぼいっぱいになった。
最後の1個を積むとき、転がっていた岩を踏んで、トラクターが大揺れし、安全フレームに頭を激しくぶつけてしまった。
すっかり我慢の限界を超えた俺は、
「頭が痛いから寝る!」
と宣言し、飯まで1時間半寝てしまった。頭を打ったときは、安静にするに限る。飯の時はいくらかマシになっていた。
草地に起きっぱなしだった3ロールを運ぶために、義弟と共にハイラックスで向かう。1ロールハイラックスの荷台に積み、あと2個はクボタM8030のフロントローダーで刺して持ち帰る。
諦めて夜牛舎に行く。
綾三郎は、哺乳瓶からミルクを飲めるようになった。
ゴロウは、干しサイレージの上で寝るのが大好きだ。体が濡れているときなど、干し草の上でゴロゴロして、俺を困らせる(カビが生える)。
ローズは以前、敷いてある籾殻を少しずつ積み上げ、ダイエットして身軽になった体で、柵を跳び越えて脱走したことがある。板の上に着いている横棒は、その時取り付けたものだ。(ゴロウの後ろに写っている)
現在、第2次脱走計画を練っているようで、板や棒を囓っている。呼べばいつでも着いてくるので、何も問題ないのだが、夜中に脱走されたら、牛のえさが・・・。
俺が薬を飲み忘れるので、とうとう「薬整理箱」を買ってもらった。