新レーキの性能 マシントラブル 渇水

 ナスビは、はじめは吸うのだが、1㍑を越えたあたりから吸えなくなる。惰性で、1.8㍑吸わせたが、それ以上は吐き出した。胃袋が小さいのかな?
 
 今日もよく晴れ、刈り取った牧草にテッターをかけたが、十分に乾燥していた。午後から、新しく買った中古レーキの性能を試す。レーキの爪の高さを調節しながら外周を集めて回ったが、けっこう綺麗に集まる。作業速度も速い。それでも、複雑な起伏のところでは、爪が引っかかって力がかかっていた。でもそれ以上爪を上げると、牧草が集まらないし・・・。
 軽いので、傾斜地で下に引っぱられることもなく、とてもやりやすかった。
 
 ロールを始めた。化学肥料を撒かず、堆肥を撒いただけなので、牧草の量自体が少なく、レーキの性能がいいので、牧草が細く集まっており、ロールを綺麗な円筒方に完成させるのにけっこう気を使う(インジケーターが壊れている)。
 終盤にさしかかったとき、フロントタイヤの空気が抜けているのに気がつく。戻ってもコンプレッサーが壊れて、空気を入れることができないので、手押しポンプで大汗をかきながら空気を入れた。10分間もかけてようやく膨らませることができた。
 さらにロールをしていたら、突然ロールベーラーが詰まり、ベルトから煙が出た。草は良く乾燥しているし、エンジン回転を上げて作業していたので、そうそう詰まることはないのにと思いつつ、ちょっとだけ詰まった牧草を抜き取って、パワーをかけたが回らない。よく見ると、変なところでロールするベルトが重なっている。
 しかたなく、馬のところに行って、途中まで集めた牧草を排出して、作業を再開しようと思って空回りさせたら、異音と変な振動がする。軸がぶれているように見えた。
 修理代が高そうだと思いつつよく観察したら、普段は牧草が詰まらないシャフトに、舞い上がった牧草がガッチリ絡みついていた。苦労して抜き取ったが、今日の作業はここまでだ。
 
 ナスビは、ようやく2㍑のミルクを飲み、元気に走り回っていた。
 妊娠牛の放牧地の水場を、懐中電灯を持って見に行ったら、カラカラに乾いていた。しかたなく、育成牛の群に合流させ、水道の水を飲めるようにしてやる。今日は月明かりが綺麗で、鱗雲が光って見えた。牛達は水を飲んだ後、新しい放牧地の探索をして回っている。俺も、電気牧柵の電気が通っているか、時々チェックしながら、安全なことを確かめて家に帰った。