勉強会の報告 第二回医療対策審議会 瀬棚区は切り捨て?

 昨夜の「せたなの医療を考える会」の勉強会であるが、ETV特集を観て、みんな言いたいことが沢山あり、しかも第二回医療対策審議会の報告もあったので、かなり長時間の会議になった。会の方向としては、ホームページやチラシを作ったり、知人を通じて地道に活動を広げたり、ETV特集のビデオをみんなにも観てもらったり(時間が遅かったので、観ていない人が多い)・・・。町に信頼できる「かかりつけ医」がいる安心感を、町長の支持者、非支持者関係なく、広く訴えかけていくことになった。
 
 医療対策審議会では、医療に対する初心者の集団なので、現状分析がまず重要な課題と言うことで、たくさんの資料を読み上げるだけの会だったそうだ。委員には、質問があったら「紙に書いて郵送するように」ということだったらしいが、そもそも医療問題の初心者に、この町の医療の問題点がわかり、質問できるようになるのにどれだけの時間がかかるのだろう?
 その資料の中では、瀬棚診療所は2人体制で、退職する前の職員数で分析されていたのだが、医師を捜している様子はなく、医師の求人誌に一応載せただけのようだった。
 何をする会なのかも明確ではなく、委員から質問があっても、誰も回答ができず、町長さえ出席していなかったそうだ
 差し迫った問題として、吉岡医師が辞意を表明している9月までに、瀬棚診療所をどうするつもりかという質問が出されたそうだが、1時間半という限られた時間を、瀬棚だけの質問に費やすのかといわれたそうだ!(では何を話しているのだ?)
 次の医師確保の問題も、町長が来ていないからわからないというお粗末な回答だったそうだ。
 こんな医療対策審議会に何が期待できるのだろうか?という声は、審議会の委員からも、傍聴していた人からも聞かれた。町長は、医療問題は北檜山国保を改築する以外は、なにも決めておらず、すべてこの会に丸投げしているというのに!一体どうなってしまうのか?
 
 瀬棚選出の議員の中には、診療所問題にとても冷たい議員も多いらしい。
 瀬棚区のみなさん、自分の投票した瀬棚区選出の議員が、瀬棚診療所のことをどうしようと思っているのか、ぜひ、投票した議員に確認してみてください。
 議会全体としては、瀬棚区の存在自体を切り捨てる方向に進んでいるようだ。
 合併の時はあんなにそれぞれの区独自で取り組んできたものをお互い大切にしようと言っていたのに!人事や行政機構の統廃合を見ても、診療所問題にとどまらず、瀬棚区でうまく機能していたいろいろな行政機能がどんどんなし崩しになっている。
 瀬棚区の皆さんはそれでいいのですか?
 
瀬棚区は、これまで恵まれすぎていたのだ。」
という声が、北檜山区大成区から聞かれるそうだが、だから瀬棚区のレベルを下げるのではなく、北檜山区大成区の行政サービスのレベルを、上げていくのが本来進むべき道ではないか?
 「0歳児保育」という、町長の大きな公約であるが、瀬棚区では合併以前からやっていた。北檜山区大成区では、予算が新たに数千万円かかるから無理であると下から言われたら、町長はあっさりあきらめたそうだ。
 財政難だった旧瀬棚町保育所が、それほどの税金をつぎ込んでいるとは思えない。
どうして新たに数千万円かかるのか?
削れる無駄な経費はないのか?
瀬棚保育所で出来ることがどうして北檜山や大成では実施できないのか?
その明細に目を通し、出来る方法を考えたり、部下に考えさせるのが、有能な町長なのでは無かろうか?
 北檜山や、大成の人たちも、もっと行政に要求しましょう!行政は我々の税金で動くものであり、旧瀬棚町も、財政難で苦しんでいたのだが、町職員の努力と工夫により、これだけ高いサービスが維持できていたのだ。瀬棚区で受けてきた高い行政サービスは、せたな町民すべてが享受可能なサービスだと思う。あきらめないで欲しい。
  
 笠原議員が、うそつき呼ばわりされたことに対する、弁明書のコピーを手に入れることが出来た。彼の調査したメモも、添付されていたのだが、かなり事実と違うことが書かれており、議員がこのような一方的個人中傷を、有権者の家を廻ってすることが、問題にならないのか不思議に思った。診療所の経営が、一般会計から垂れ流しの金食い虫のような書かれ方をしていたが、とんでもない話だ。金額も相当違っていた。
 明日、問題のビデオから原稿を起こした、「うそつき疑惑」の部分を書いてみるので、皆さんの判断を仰ぎたい。
 
 今日は、久しぶりに、家族全員そろい、1日過ごした。お昼に、友人家族がカレーを持って遊びに来てくれた!あとは、だいたい寝て過ごした。たまには休養も必要だ。
 それでも、糞出しはしっかりやった。