子牛の健康チェック 改良朝牛舎 休養日

ワクチンを打ったあとなので、子牛の健康チェックをいつもよりマメにする。スズコが、39.2度の微熱だったが、大丈夫そうだ。
 今回の市場で反省したり、改良しようと思ったことを取り入れて、朝牛舎をやる。
 牛を飼い始めた頃、牧草を食べさせることばかり熱心にやり、配合飼料を食い込ませることが出来なかった。その後、子牛の胃袋を発達させるのは、早期に食い込ませたスターター(配合飼料)であることを知り、配合飼料を食い込ませることに熱中した。
 結果的には、下痢するほどたくさん食べるようになったが、今度は乾草をあまり食べなくなった(と思う)。昔は、ヘイネットに早刈り一番草を入れ、毎日取り替えていたのだが、頭数や部屋数が増え、あまり交換しなくなったのだ。結果的には、交換しない乾草はいつまでも食べられることがなく、子牛の胃袋が小さくなってしまった。
 今回の市場で、スマートな自分の牛を見て、配合飼料の食い込ませだけでなく、乾草の食い込ませも同時に実現させる重要性を、痛感させられた。
 とりあえず、食い残した乾草は、毎日交換するという基本をしっかりやろう。普及所に相談し、エサの量についてももう一度考え直してみよう。消毒槽も設置し、牛舎内の病気の蔓延を防ぎ、外部から病気を持ち込むのも防げる。
 午後から昼寝をした。市場に行く前から、全身の血行が悪くなり、体中が痛かったのだ。ジッとしていると、たちまち冷えてきて、布団を掛けると大汗をかく。暑いので布団を剥ぐと、腰回りが冷えてくる。体温調節は、俺の最も得意な分野で、馬の水槽に浮かぶ氷を素手で取り除いたり、多少寒くても体を動かすと、すぐに暖まる。ところが、この一週間ほどは全然出来ないのだ。もう歳か?