除雪 壁代わりのブルーシート貼り タヌキ クリスマスイブ

　朝起きたら、新たに20cm以上雪が積もっていた。家の前や、牛舎入り口、乾草庫前、乾草庫脇を除雪した。牛舎屋根から落ちた雪もどかさないとならなかった。
　牛馬に乾草ロールを運んだ。妊娠鑑定牛のところにロールを運んだとき、吹き溜まりに入って、トラクターが動けなくなり、焦った。４ＷＤの８０馬力のトラクターが身動きとれなくなるほど積もっているのだ。
ゴロウとカイトが激しく吠えていた。鶏小屋の中に何かいるらしい。深雪をかき分けて行ってみたら、２頭のタヌキがゴロウとカイトに吠えられて、震えていた。カイトなどは、俺が来たら勢いづき、飛びかかって噛みついたりしていた。この辺でタヌキを見たのは初めてである。トウキビや他の農作物を荒らされるので、捕まえて余所の山に引っ越ししてもらうことにする。俺が手を出そうとしたら、それまで見張っていたゴロウが、敵だとはっきり認識してタヌキに襲いかかり、一瞬で気絶させてしまった。２頭を袋に入れ、交通事故死したタヌキを見かけるあたり（野生のタヌキが生息しているところ）まで行って、放してやった。けっこうかわいい奴らなのだが・・・。
　新しい牛舎の屋根にも１５cmほど積もっていたのだが、時折スゴイ勢いで落雪していた。午後からは、新牛舎の壁代わりに、ブルーシートを張る作業をした。高さ１２尺の柱に、ブルーシートを貼り付け、ヌキ５枚で押さえて、裏からヌキに板を打ち付け、風でばたつかないようにした。こんなシート１枚で、けっこう暖かく感じるから不思議だ。
　義弟夫婦がブルーシート貼りを手伝ってくれた後、夜は手巻き寿司になった。デザートにケーキまである。よく聞いてみると、今日はクリスマスイブらしい。全然気がつかなかった。