筋交い入れ ミノリ誕生

yonemiki2005-12-07

今日もいい天気だ!はりきって牛舎に行く。モミジの体温を計ったら、39.3度の微熱だ。便には血が混じっているたので、ミルクにエクテシンを混ぜ、獣医さんを呼ぶ。食欲はあるし、元気いっぱいなのだが・・・。
 朝牛舎後、桁に登って合掌を番線で縛る作業をした。桁や合掌の上には雪が積もっており、ものすごく滑りやすくて困った。長靴のグリップが信用できないので、桁に垂直に力がかかるように、ゆっくり移動した。縛るときも、尻を着いてやったので、雪が融けてパンツまで濡れてしまった。
 1寸厚の板を合掌と柱を繋ぐ筋交いとして打ち付けた。南側10本の柱全部に、3寸釘を使って打ち付けた。
 午後から、北側の柱にも、筋交いを打ち付ける作業をした。こちらは、トラクターが通らないので、下の方まで降ろすことができ、筋交いとしての効きがいいのではないかと思っている。
 次に、昨日入れ損なった、合掌の天井部分をジグザグに走る筋交いを入れた。合掌同士を繋ぐ板が増えるほど、合掌の剛性が高まっていくのを感じることができた。
 我が家の風呂を作ったときに、技術指導してくれたYさんが、俺がつぶれた合掌を前に呆然としているのではないかと心配して見に来てくれた。合掌は全て上がっており、補強工事をしていたので、安心したそうだ、トタン上げの時には、手伝いに来てくれるそうだ!
 獣医さんが来て、モミジの診察をしてくれた。コクシジュームのようだ。妊娠鑑定を受けたかった牛は、繋ぐ暇が無かった。アキコの出産が2週間遅れているが、大丈夫だろうか?今日はやけに鳴いているので、陣痛が始まったのかと思って見に行っても、特になにもおこっていなかった。ネットワークカメラが無くて、しょっちゅう見に行かなければならない状態だと、今頃疲労困憊している頃だ。
 アキコが、10時頃ようやく産気づいた。2週間も出産が遅れたので、当然大きな雄が産まれると思っていた。カメラで観察したが、なかなか時間がかかりそうだった。1時頃だと思ったので、ちょっと仮眠をとる。Mikiが始まったと起こしに来た。破水したそうだ。急いで行ったら、足が見えていた。
「大きいね?」「そうか?太くないよ!」
雄の足にしては、ほっそりしている。産科チェーンをかけて、ゆっくり引っぱる。ペロッと出てきたのは、大きな雌だった。体重35kg。体を乾かし、人工初乳を飲ませ、さらにドライヤーで暖める。ナントカ粘って、子牛が母乳を飲むまで頑張った。十分飲んだところで、でっかい肥料袋に詰め込んで、車に乗せ、家に連れ帰る。名前は「ミノリ」にした。