大脱走 堆肥撒き 機械返却

　牛舎に行ったら、牛タン（幸次郎のこと）がお出迎えしてくれた！中グチャグチャだった。いつもどおりよくもここまで破壊し尽くした！と感動するほどグチャグチャになっていた。エサ入れの箱や、バケツ、代車、工具箱、牧草ロール全てがひっくり返され、床は糞尿まみれだ！昨夜、大子牛のドアの鍵を閉め忘れたのだ。子牛を怒ってもどうしようもないし、全然悪びれた様子もなく近寄ってくる。１頭ずつワクに戻した。
　怒ると、捕まえるのに苦労するし、暴れられてもっと酷いことになる。よく見ると、別室の百次郎がいない。柵が壊されている。調べたら、大きな子牛たちの群に合流していた。去勢も済んだことだし、移動させる手間が省けた。
　今日は、何がなんでも堆肥舎を空っぽにして、マヌアスプレッダーを返却しなければならなかったので、壊された柵を修理したあと、堆肥撒きに行った。
　今日散布したのは、何度も切り返しをした完熟堆肥だ。臭いもほとんどしない。トウキビ畑跡地と、果樹園に散布した。積雪の中を無理矢理引っぱって堆肥を撒いたので、通路はグチャグチャになった。それでも、なんとか全部散布することができた。我が家の１年分の堆肥だが、散布するとたいした量ではない。草地にも撒きたいが、雪で入れないし、量も全然足りない。
　この果樹園は、植えるときに１本あたり500kgの堆肥を使い、義弟が有機で世話しているのだが、土の悪いところに植えてあるリンゴと違って、まだ沢山の葉がついていた。木に勢いがある。来年は少しは実が成るかな？家から遠いので、ウサギ対策が難しいのが難点だ。
　マヌアスプレッダーを掃除して、共同機械小屋に返しに行った。明日からは牛舎作りを再開するぞ！
　晩飯後、夜牛舎に行ったが、切り草もなく、運動場に牧草ロールも無かった。暗闇の中、泥だらけの運動場にロールを３個運び、切り草を作った。