なかぼく出産

yonemiki2005-09-14

 予報どおり、激しく雨が降っていた。他にやることないので、時間をかけてゆっくり朝牛舎。ナカボクを産室から出してスタンチョンに繋ぎ、敷きわらをたっぷり敷いた。今日は生まれるだろう!
 幸次郎の腹がへこんでいたので、繋いで体温を測るが、38.5℃。便も緩くない。???しかたないので、体をブラッシングしてやった。他の牛もやって欲しそうだったので、寄ってきた牛は全部研いてやった。クリとモモコが特に人懐っこかった。
 キャベツの芽が出てきた。冬までに間に合うのだろうか?白菜の種からも、白い根が伸び始めている。こちらは種の袋によると間に合わないようだ。結球しないかも知れないが、なんとか食えるだろうか?他にもほうれん草や水菜の種を撒きたいと思っているが、天気が悪い!
 ちょっとダラダラ過ごしたあと、ナカボクの様子を見に行ったら、すでに足先と口が出てきていた。急いで手と産科チェーンを洗い、前足に引っかけて引っぱり出す。前足をつかんだ瞬間雄だとわかる。頭だけでなく、腰骨まで引っかかって出なかった。大きな雄だ!逆さ釣りして羊水を吐かせ、大量の乾草で体を拭き取り、セレン製剤を注射する。ナカボクを離して、体を舐めさせる。子牛に人工初乳を飲ませようと、ストマックチューブを差し込んで飲ませていたら、ナカボクに後からド突かれてしまった。母性本能が強いのであるが、ちゃんと仕返しをして、二度とそんな気を起こさないようにしておいた。出産1時間半後には母乳を吸っていた。