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　牛舎に向かったら、マルコとヒカリが道端で草を食べていた。いつものことだと思い、写真を撮るために携帯を取りに帰る。この時はまだ、事態の深刻さに気づいていなかったのだ。
　牛舎に行ってビックリ！脱走したのは、２頭ではなかったのだ！牛舎の出入り口の鍵代わりのロープを縛り忘れたようだ。ドアをこじ開けて牛舎に侵入し、辺り一面糞だらけ。置いてあったえさをひっくり返して盗み食いし、牧草ロールには糞をたっぷりかけてあった。
　怒っても無駄なので、落ち着いてゆっくり牛達を放牧地に追い出した。　
「あ〜あっ。」
朝からテンション下がるぜ！
　ナナミの便が下痢でなくなった。早速、代用乳を半分だけやった。昨日から、中子牛以下にエクテシン投与を始めているが、そのせいか？百次郎はまだ下痢なので、牛用のポカリスエットみたいなヤツを飲ませた。
　ブランカの調教をした。駆け足の乗り心地が、ちょっと良くなった気がした。
　マロンにも乗った。並足から、早足、駆け足まで試した。右回りの駆け足が出にくかった。俺は体重が重いので、久しぶりに人を乗せ始めたマロンには、負担が大きすぎるかも知れない。
　出荷牛の手入れを開始した。ブラシをかけたり、蜜次郎のガンベにはガンベトールを塗ったり、食い込み気味のモクシをゆるめたり・・・。