共同機械小屋解体

機械小屋解体

 また脱走していた。今日はナミコとマルコだ。エサに、下痢便がかかっていた。2頭を繋いだ後、牛舎内を掃除してから母牛たちを入れた。糞を踏んづけた感触は大嫌いだ!運動場のバラ線が、またしても切られていた。修復して乾草を置いてやった。妊娠牛も集まっていたので、2回雨にあたった敷きわら用の牧草を置いてやった。脇腹が少しくぼんでいる牛もいたが、全体的には痩せているわけではなかった。まだまだ心配しなくても大丈夫だ。
 そんなことをしていたら、約束の10時を過ぎてしまった。慌ててM795DXに燃料を入れてトレーラーを取りに行く。みんなはすでに集まっていた。今日は、今年の冬に屋根が陥没し、大きく傾いた共同機械小屋の解体をすることになっていたのだ。俺はユンボを用意する係で、トレーラーに積んで現場に向かった。
 俺はユンボで壊せばいいと思っていたのだが、実際は延々と屋根に登ってトタン剥ぎをした。だんだん足場が狭まってきて、終わったと思ったら、今度は屋根板を剥がす作業だ。きわどい足場で作業をしていたら「ド〜ン!」と衝撃があり、小屋全体が大きく揺れた。師匠がユンボで壊しはじめたのだ。「待って!待って!」梁に使っていた丸太を回収した後、小屋を潰した。意外と屋根は丈夫で、そのまま地面に落ちてきた。
 ここで俺がユンボに乗り、屋根を破壊し、残骸をかき集めて更地を作った。実際ものすごい量で、今日中に片づけられると思っていなかったが、なんだかんだでほとんど綺麗に片づいた。最後に、油圧ホースを1本傷つけてしまった。力がかかると、オイルがビュービュー吹きだした。仕方なく中断。ちょうどそこを通ったMikiに北檜山の店まで送ってもらい、閉店ギリギリに滑り込み、部品を買うことが出来た。続きは明日だ。
 義妹たちは乗馬をしていたらしい。4歳の姪っ子も乗り、楽しかったらしい。