BSEについての意見

yonemiki2005-04-13

アメリカ農務省の元検査官フリードランダー氏が、カナダ議会で、
アメリカ政府は、新たにBSEの牛が発生したのに隠している。
BSEの発生危険の少ない若い牛ばかりが検査対象になっている。
といった内容の証言をした。

 アメリカの中小規模の農場(日本とは比べものにならないくらいでかいが)には、トレーサビリティーの為の耳票を自主的につけても良いと言っている農場もあったのに、市場を支配している巨大農場(ブッシュの家もそうだっけ?)の反対でやってはいけないことになった。

 それどころか、危険部位を取り除けば、BSEの牛でも危険はないと言って、30ヶ月齢以上の牛の検査(それも0.5%しかしていないが)すら止めてしまおうという北米3カ国基準を作り、これを世界基準にして、日本などのように検査しないと輸入しないと言う国を、取り締まろうと言う計画まである。

 アメリカにBSEの牛が沢山居るのは、ほぼ間違いない事実のようだ(フリードランダー氏も言っている)。どんな検査法であれ、いずれ見つかってしまうのは避けられない。そこで、検査そのものを無くしてしまう作戦だ。肉骨粉の規制も不完全なままなので、これが発動するとBSEだらけの国になってしまうだろうことは、容易に想像できる。アメリカ各地で群発していると言われるヤコブ病のことといい、自国民の安全より利益の方を優先して、国が成り立つのだろうか?

ちなみにそのアメリカは、カナダの牛肉の安全性が確認できないという理由で、輸入を禁止している。過剰検査で、絶対安全なはずの日本の黒毛和牛も、輸入禁止が解除になっていない。

一方吉野屋は、北海道の稲作農家(たぶん契約栽培)に、アメリカの牛肉輸入再開を求める署名運動をさせ、10000人ほど集めたそうだ。吉野屋は「強制ではない。」といっているが、農家は圧力を感じたそうだ。

 今日の作業。切り草35kgくらい。牛に質悪1番草1ロール。タイヤ交換のため、トラクターをガソリンスタンドへ(帰りは自転車)。獣医さんに、カツヨ・シゲヨを診せた。薬の量が倍になった。サトコとマサコの妊娠確認。青色申告会総会参加。