視察されちゃった! 早刈りの草は良くない!

ももこ

 昨夜、雪の予報だったので、親牛全頭牛舎に繋いで夜を明かした。久しぶりに牛舎内は糞だらけだ。個室に移したモモコがうるさい!エサや水を置いてやっても、人がそばを離れると鳴いて食べようとしない。そのうち、ちょっと広げてやったエサ食いようの穴から、無理矢理出てきてしまった。仕方なく、産室に戻した。こいつは、フードボトルのエサを、1人で食べてしまうので、他のヤツがどれだけ食べたか判らなくなってしまうんだ。
 糞出しを後回しにして一旦家に帰って飯を食った。その後しばらくだらだらしていたら、Oさんから電話があり、鹿児島の和牛繁殖農家(先進地)が来ていて、うちの農場を見たい(後進地)ということだった。慌てて糞出しに向かったが、間に合わなかった。ほうきもかけていない汚い牛舎を案内して回った。
鹿児島では、1年中放牧だって!50頭も親牛がおり、全部超早期離乳しているそうだ。密放牧だから親は痩せているそうだ。ちょっと参考になった。
 糞出しをして、夜牛舎。切り草が無くなったので、ちょっとだけ作った。いつもの半分以下。10kgくらいかなと思ったが、18kgあった。太りすぎ防止のため、敷きわらを親牛に食べさせたので、ホントに敷くわらが無くなった。仕方なく、良い2番草をしいてやったが、半分以上食べてしまった。農家を始めた頃、師匠のIさんが、
「黒毛なんて良い草やることはない!刈り遅れのボロ草で十分だ!」
と言っていたのに、周りの人たちを真似して一所懸命早刈り1番草にこだわっていた。
しかし勉強会などや、手を入れて子宮の様子を触ってみている獣医さんの話を聞くと、瀬棚の牛は太りすぎなのだそうだ。搾乳をやっていた頃のなごりで、みんないい牧草を穫るそうだが、これをやると太りすぎてしまうのだ。今年は、刈り遅れの悪い草を、いっぱい穫るぞ〜!子牛用の良い草を取ったら、あとはあまり早刈りにこだわらないようにしよう!
 日記のカウンターが、ホームページのカウンターを追い越した。ページはあまり更新しないから・・・。