身体測定 糞出し BSE検査

 朝牛舎後、身体測定などしてみた。カボスの胸囲149cm、瓜太郎の胸囲145cm。推定体重270kg前後。順当に大きくなっているが、3月の市場にはちょっとまにあわない。幸次郎の体重は41kg。ミルクを飲めなかったから、増体が悪いのは仕方ない。
 除雪の為に後回しになっていた、子牛たちの部屋の糞出しをやった。2時間以上たっぷりかかった。冷え込むというので、敷きわらもたっぷりしいてやった。敷きわらを一輪車に積んでいると、ひっくり返す。敷きわらを剥がそうとすると、その上に集まって作業にならない。尻を押しても、なでられていると思って気持ちよさそうにうっとりしている。可愛いんだけどね!
生協の注文をした。時々注文し損なうが、次の週の食生活は悲惨なものになる。買い物に行く暇がないからだ。野菜の欄で,「JAやつしろ」の文字を見ると、つい印を付けてしまう。食費を抑えるようにMikiに言われているが、故郷の親戚が農業をやっているからつい応援したくなるのだ(安いし)。
 夜、幸次郎はミルクを飲まなかった。熱を測ると39.4度半量だけカテーテルで飲ませ、様子を見ることにする。
 アメリカの主張がとおり、肉質格付けA40で月齢20ヶ月以下と認められることになったそうだ。こういう格付けは、検査員の判断でどうにでも変えられるのではないか?アメリカのBSE検査だが、2万頭もやっているから十分といっていたのを、日本の輸入禁止を解消するため、十倍の20万頭にしたから大丈夫だという。しかし、年間3500万頭生産するアメリカの牛の約0.5%にすぎない!神経系に異常の見られた牛は必ず検査することになっていたのに、現場の判断で検査しないで焼却処分したなどという話を聞くと、A40がキチンと守られるとはとても信じられない。日本の全頭検査は過剰で科学的ではないというが、その全頭検査した和牛を、汚染国のものだからといって輸入禁止を解除していないのはアメリカではないか?もうちょっと科学を勉強してから、科学的という言葉を使って欲しいものだ。