エクテシン 受精卵採集 合掌 

yonemiki2004-12-06

 朝から頭痛がした。カーテンを開けると、外は雪景色だった。白っぽい下痢を見かけるので、エクテシンを哺乳子牛5頭に投与開始した。日が差し始めたので、中子牛の運動場にエサ箱を出してやった。昨日ぬかを混ぜ込んだ発酵床を、今日もかき混ぜた。糞出しを終えたところで、車代がないことに気づき、郵便局で金を下ろし、ついでに弁当と獣医さん達に出すお茶を買ってくる。
 タエを外に繋いだところで家畜運搬車が来た。今金の、受精卵を採る施設に行く。枠場に縛り付け、肛門に手を突っ込んで子宮や卵巣の様子を調べた獣医さんが、「反応が今ひとつだな。あまり採れないかもしれない。」と不吉なことを言った。冗談じゃない!急に心配になる。生理食塩水で、左右の子宮内を洗浄し、洗浄液をチューブでビンに集めて、あとでその液を濾過して顕微鏡で濾紙上に残った卵を拾っていくのだ。
 今日は、最後まで見ていかず、牛と一緒に帰り、合掌作りをした。板や合掌の上に積もった雪を剥がして、昨日の合掌の上に板を並べて、全く同じ合掌を1つ作った。日が暮れるのが早く、途中から照明が必要だった。今週中にあと9つ出来るだろうか?明日は天気が悪いというが、またシートをかけてやるか?獣医さんが、受精卵が3つしか採れなかった事を伝えに来てくれた。しかも、受卵牛が1頭しか居ないため、冷凍できなかった2個を2個とも着けることにしたそうだ。冷凍1個では割に合わない。