久しぶりの潜り

ちょっと晴れ間が見えて、南風だった。坂本は、島の陰に当たるので波は無いはずである。
 大急ぎで昼飯をかっ込み、素潜りの準備をして出かける。
 去年、二回も襲われているので、やはり鮫が怖い。
 外からは綺麗に見えたけど、表層に濁りがあって横方向への視界がとても悪い。しかもとても水温が高く、温泉が湧いているのかと思ってしまうほどだった。そのせいか?今年はキビナゴの姿が無かった。
 鮫にとってはたいした距離では無いけど、回遊魚やアカジョウが沢山居るポイントを避け、メジナなどのポイントに向かった。
 泳いでみて、新しく購入した足ひれ(驚異の推進力とうたっていた。)が、とても柔らかくて思い通りの推進力を得られないことが解った。まさに驚異の推進力で、今までの1.5倍足を動かさないと、目的地にたどり着けない。これは、水面で魚を探し、真上から急速潜行して魚との距離を詰めて銛を打ち込む俺の戦法が狂ってしまう。
 久しぶりに来たポイントなので、魚は沢山居たのだけど、思った獲物がなかなか手に入らない。それでも、70cmオーバーのハマフエフキを仕留め、友人が欲しがるメジナを数尾突いた。