ユンボ

 12月は、雨の日が多かった。晴れの日が続かず、低気圧が通り過ぎた後は冬型になって冷たい風が吹いた。
 雨が続くと、スタンチョン前はぬかるんで作業がしにくくなる。足をぬかるみに取られた状態で、種付けをしようとした牛にお尻を振られると、腕がもげそうになったり転びそうになったりする。
 
 長らく修理のために使えなかったユンボが帰ってきたので、順番を待っていたのだが、やっと使えることになった。
 ユンボは、調子に乗ってやり過ぎないように気をつけるのが大切である。力があるので、つい掘りすぎてしまうのだけど、水の流れやスタンチョンとの高低差などを考慮し、ドロドロだけを丁寧にはぎ取る。
 はぎ取った土は畑に使いたいところだが、運搬が大変なので竹藪に積んでおいた。