先日、放牧地で産まれ、とまとのおかげで命拾いをした子牛『あきな』は、実はとても頭が良い。母親とはぐれて、とまとの出ない乳に吸い付いていた割には、信じられないほど元気だったし、ほ乳瓶にも最初から吸い付いた。そして、哺乳ロボット小屋にも、指を吸わせただけで素直に人について歩く。
 このまま、人を信じ、人を大好きな牛として育てたいなぁ! いつもそう思って育てている。風邪を引いたりしなければ、注射をするために追いかけられることもなく、人を大好きなまま育つのだが・・・。