脱走名人

 福姫太郎は、とても人なっつっこい子牛で、哺乳ロボット小屋から引っ越しするときも、ほ乳瓶を持って誘導しただけで着いてきた。だが、運動能力も高く、脱走防止の横柵を簡単に突破して出てしまう。部屋に入れたとたんに脱走し、指をしゃぶらせて誘導し、すぐに部屋に戻したところ、柵を跳び越えていた。普段は使っていない3段目の柵を取り付けた。写真は、脱走したけど餌を食べたいから部屋に戻りたいといっているときの物だ。柵を取り外してやると、嬉しそうに部屋に入った。