足にフォークを刺す ボロードキャスターに1トン

 空気が乾燥しているおかげで、牛床が乾きやすくてありがたい。それでも、子牛の成長に合わない狭い部屋は、さすがに臭い。ちょっと硬くなった牛床を、5本爪のフォークで剥がして一輪車に積む。固くなりかけの牛床は、力のいれ加減を間違えると、空振りする。空振りしたフォークは、長靴を貫通して、足の指に突き刺さるのだ!試しにやってみたら、『痛〜い!』当たり前である。鈍感な俺は、すぐに痛みを忘れて、そのまま作業続行。昼飯に帰ったときも、忘れていて消毒しなかった。
 ケガをしたとき、『痛い痛い』と大騒ぎすると、本来自律神経によってコントロールされている鉱質コルチコイドが多く分泌されて、免疫作用が過剰に起こるので炎症が起こりやすくなり、治るのに時間がかかるのだ。太い汚いフォークが刺さったのに、痛みも刺さったことも忘れてしまうのも、問題があると思うが・・・。夜牛舎で、力作業をするまで忘れていた。

 サトコ(平茂勝)に『北湖2』を着けた。在庫整理だ。サトコの血統なら、北湖2でも良いところいくのではないかと期待!新人の獣医さんが来た。初々しく、若い女性が大好きなゴロウが大喜びしていたが、この人もいつか、○○さんのように・・・。

俺のボロードキャスターは、枠をかさ上げして、800kgまで積めるようにしてある。今年は、肥料袋を400kgでと指定するのを忘れて、500kg袋できた。平地なら1000kgでも積めないことはないが、傾斜地を走ると肥料がこぼれてしまうのだ。
 今日の散布地は遠方なので、できるだけ沢山積んでいきたい。苦肉の策として、500kg積んだ後に、500kgの袋の底を大きく破ってそのまま積んだ。散布中に量が減ってきたら、袋を取り除いてやればいいのだ。
 結果的には上手くいった。ちょっと怖かったが・・・。2000kg散布した。