二人きりのクリスマスイブ

yonemiki2006-12-24

 今日も友人の世話になり、娘をお昼まで預かってもらった。牛舎作業ってきりがなく、やってもやっても終わらなく、次々やるべきことが出てくる。まだ、仕事のシステムが軌道に乗っていない証拠だ。やるべきことはいくらでもあるが、出来ることは限られている。
 糞出しをやる時間が取れず、敷きワラを足して誤魔化す。EMボカシを散布して、臭いの発生を抑える。徐々に離乳していく子牛を増やし、エサを食べるように促す。心配かけた蜜四郎だが、出の悪い乳首なら問題なく日に4リットルのミルクを飲めるようになり、さらにフードボトルに吸い付くようになった。
 
 今日もちゃっかりお昼をご馳走になり、娘を連れ帰る。帰宅後は真面目に離乳食をやったり、遊んだり、昼寝したりして過ごす。
 
 夜牛舎も、義弟親子のおかげで娘を見てもらい、俺は牛舎に専念することが出来た。
 と言いながら、実は雑念を持って仕事をしており、注意力散漫になっていた。とても体調が悪い。牛が思い通りに動いてくれなかったので(スタンチョンに繋がれている牛のえさを盗み食いしているヤツがいた)、不用意に近づいたら、蹴り牛のサトコだった!激しい一撃を足首にもらい激怒して蹴り返したが、この牛は怒っても覚えないのだ。深追いをせず、他のスタンチョンに入ってエサを欲しがったので、優しくエサをやって繋ぐ。
 
 調子の悪い原因は、室内用のフリースを着て、ポケットに手を入れて気がついた。昼から薬を飲んでいなかった。飯を作る気力も無く、娘がスキンシップを求めるので、冷凍してあったパウンドケーキを食べた。
 
 未婚の頃、クリスマスイブではあまり良い思いをしたことがない。
 スキー部の生徒と、冬合宿に向かっている途中、愛車のエンジンが突然焼き付きを起こし(リア・タイヤがロックする)、すかさずクラッチを踏んでスピンするのを危うく逃れたことがある。車屋の生徒1人を残して、全員列車で目的地に行ってもらい、俺たちは代車が来るまで何㎞も歩いて飯を食いに行ったこともある。
 私立の時は給料が安く、カヌーを買うために引っ越し屋のバイトをして、1日中かかるクリスマスソングをトラックの上で聞きながら、やけくそで歌っていたこともある。
 
 今日は、娘と二人きりのクリスマスイブだ。娘は、円錐型の帽子をかぶり、オモチャをもらって嬉しそうにしゃぶっていた。
 今日は離乳食も2回タップリ食べ、沐浴し(大泣きされたまま入れたので、ちゃんと洗えなかった)、ミルクもタップリ飲んだ。便も快調!なかなか寝ないのが難点。