凍結! 温室

yonemiki2005-01-10

 今日の瀬棚の最高気温は−5℃だそうだ。牛舎の水道も、水ヌキしてあったのにも関わらず、凍って水が出ない。ストーブの燃料もなく、ガスバーナーも寒くて着火しない。ガソリンコンロに火をつけ、管を暖めるが効果無い。溶接機を使って電気を流すが、融ける前にブレーカーが飛んでしまう。時間ばかりが過ぎ、ガソリンコンロでお湯を沸かしてミルクを解かし始めた頃、Kさんがやってきて、専用の解氷機で融かしてくれたが、それでも結構時間がかかった。
 モモコとマユコを獣医さんに見せた。体温がちょっと低い。マユコの肺から雑音が聞こえるそうだ。カナマイシンを注射。下痢にちょっと鮮血が混じっていた話から、コクシジュウムではないと思うが、一応ダイメトンを注射。明日も来てくれるそうだ。寒いので、500wのハロゲンランプも暖房に使った。元気になれ!発酵床の子豚たちは、元三郎の体の上に乗ったり、もみ殻の中に体の大半をもぐり込ませたりして寒さをしのいでいた(写真)。
 Mikiが、俺に頼まれた買い物をしようと、ハイラックスを出そうとして失敗し、雪の中に埋まってしまった。クボタで引っぱり出すが、ロープは切れるし、チェーンを巻いていないのですべるしで、結構苦労した。
 M家の屋根貼りは中止になり、子牛の温室を、発酵床の枠に作ることにした。180cmの壁を三方に貼り、屋根をかけて入り口にカーテンを掛け、250Wと500Wの電球をセットした。発酵床には米糠を混ぜて発熱しやすくした。中は、これまでの子牛の電照室に比べて断然暖かくなった。床もポカポカだ!子牛も子豚も、カーテンの隙間から中に入って気持ちよさそうに寝ていた。糞出しや、ミルクやり、その他の作業と並行してやったが、終わったのは11時だ。中子牛や大子牛の運動場も閉鎖して、雪が吹き込まないようにした。
 家に帰ったら、簡易水洗トイレの排水パイプが凍結し、汚水があふれた。なんて家だ!牛舎に戻り、灯油を持ってきて、ファンヒーターで暖めてみることにした。ダメなら、明日俺が素手で、凍り付いた雲古の柱を取り除く作業をしなければならない。